折曲厳禁 桜梅桃李 意思決定の勘違い

意思決定の勘違い

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2012年に公開

勘違い。。。

ある企業に勤務する方から聞きました。

業務委託費、人件費を的にリストラとのこと。。。

以前は、そこらで聞いた話です。

業績が頭打ち傾向にある企業が叩く扉のようなものでしょうか。

その方は、漠然と感じる何かに、

大きく、深い不満と不安を抱えているようです。

この企業は、中小規模です。

社員数百人規模ですから、経営の意思決定は取締役会かと思います。

しかし、おいらが思うところ、

骨太の方針が見えません。内部の数人から話を聞いても。

取引業者の話、代表のブログを読んでも。。。

気になるポイントはありました。

この企業規模なのに専務が代表配偶者、常務が代表実弟です。

部長は、偉大なるイエスマンとの評判もありました。

残念ながら、この経営陣にとって人件費は、必要経費のようです。

しかし、代表は少し違うような気がします。

ブログからの印象、末端に勤務する彼らの話からも。。。

会社の意思決定は、誰がするものでしょう?

最終決定権限は、代表でしょう。

まあ、最近はいろいろ役名があるようですが。

ある議案。

AとB。決定権者がAとした。

どんな方針で?

取締役会でAA、AB、ACを検討し、ABでいくことになった。

どうやって?

戦略会議で各部長が検討し、AAA、AAB、AACの中から、AACを議決。

運用は、M課長を責任者として、P主任がまとめるチームが担当。

だいたい、こんな感じで物事が動くようです。

大事なのは、AとBの選択時にAとした理由です。

そこに、決定権者の理念があります。

それを、末端まで浸透させなければ、『仏作って魂入れず』。

執行役員、管理職其々が、自身の権限で勝手な手段を容認すれば、

決定権者の理念と正反対の手法がまかり通ることもあります。

この企業の場合は、専務と常務が『人件費は経費』派のようです。

代表は少し違うようですが、どうやら明確に意思表示するよりも、

『じゃあ、それで行こうか』的なスタンスに感じます。

役員や部長たちに悪意の有無はわかりません。

しかし、起業し発展させてきた代表の方針と乖離せず、

さらなる発展に尽力するのが役員です。

自身の方針を代表の理念の上位に置くのは、勘違いです。

中間管理職でもよくあります。

前任者はこうだったけど、これからは・・・的な。

そこに、企業理念との乖離が無いのか、検証もなしに。

代表さん、しっかりしてほしいものです。

末端で汗を流し、上司の不手際のしわ寄せ、

後始末を毎日負わされる彼らのためにも。

たしかに、バブル以降、

人件費は経費とする企業しか生き残れなかったように思えます。

おいらも、経営判断として全否定するものではありません。

ただし、

『人件費は経費』と『人件費は投資』では、順位、規模、対象、

すべてにおいて、違うじゃありませんか。。。

冷徹な経営判断。。。

それは、

意欲ある若者に保険負担したくないから、出勤を減らせと言うこと?

何が何でも残業禁止とすること?

矢折れ力尽き、人員は減っていくのに派遣補充すらしないこと?

おいらは、

肉親、配偶者の役員登用にこそ、冷徹な経営判断が必要かと思うなり。

一番簡単で、一番効果が大きく、効果が早い。

『人リストラは、無能の証』。。。

おいらの知る限り、人を育てない企業は、良くてジリ貧。

悪ければ、破産の道だす。

構造の変化、人口の変化、円高などなど、

皆さん苦労されていると思いますが、

ぜひ、

経営の王道を忘れず、企業理念を忘れず、前を向いて歩いてほしいものです。

『人(ひと)リストラは、無能の証』。。。

2012年 この時期は、語尾がふざけている・・・
きれいごと・・・うわっつらのきれいごとはいけません。
凄みのあるきれいごとって根拠?覚悟?
実績かもしれません。

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