2016年に公開
東証一部上場企業の社長さんが語る機会に同席。
ほとんどの場合、あの空気だとパターン化した内容になる。
例えば、サクセスストーリー。
例えば、苦労話。。。
例えば、仕事以外の縁で影響を受けた思い出話。
縁があった社長さんは、少し違った。
時間配分で言えば、7~8割が『理念』
理念をひたすら語る。
若い人たちは、夢や希望あふれるまなざしで傾聴している。
なぜか、オイラは、考え込んでしまう。
表面的な表情ではなく、どこか、必死さを感じて。。。
創業者理念が、経営陣の発するビジョンにより具現化し、
管理者フィルタを通って現出する。
しかしながら、理念を末端まで届かせることの難しさ。。。
人が増えると組織になり、ピラミッド的な管理になる。
その各管理者の能力、資質によって企業の命運が左右されることを、
憂慮し、意識と組織が澱まないよう模索しているよう。
あらためて見渡せば、
成長と比例して人の質は落ちていくようです。
栄華を極めた大企業であっても、舵取り次第で簡単に傾きます。
自前、生え抜きの人材を育成することは大切ですが、
質の低下に気がついたときには、時すでに遅しになりかねない。
創業者理念をないがしろにして、
自身の理想を他人の資本とリソースを使い実現しようとする愚かな経営陣と、
自身の感性と理論を根拠に暴走する管理職。
やっぱり、まずは、人事だなぁ。。。