折曲厳禁 桜梅桃李 vicious rumor 信じる人

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上司Aに「Bさんは失敗が多いです。私(C)がフォローしてるので何とかうまくいってますけど」とか、

部下Dに「Bさんの指示は無理な数値ばかり。私が話してるから今の状況に収まっているんだよ」なんて事を話す人は多くいないですね。

いずれも、ある人(B)の評価を下げて自身(C)の好感度を上げるような内容です。

たとえ、事実であってもあからさま過ぎて、口外したところで,

上司A、部下Dに取り合ってもらえないのが普通ですから。。。こんな悪意ある噂話ならそうでしょう。

では、Cさんが、あなた(F)に、

「Bさんが、Fさんのことを、**だと言っていた。」とか

「Bさんが、「Fさんは、**だね」と言っていたからフォローしといたよ。」

「Bさんは、「Fさんの要望はかまってほしいだけ」と言ってたよ。冗談だろうけど。」

これは、どうでしょう?

このパターンは、ものすごく多いですね。

そして、Fさんの立場ですとCさんの話を信じてしまう人も少なくありません。

しかし、いずれもBさんはCさんに一言も話していなかったりします。

おしゃべりな人に限って場持ちや盛り上げに話を盛ったり、

事実をゆがめて話したりするので、話題の方が時には思いもよらない誤解を受けることもあります。

そして3例目・・・

Bさんがわたしの意見をそんな風に受け止めていたんだ・・・これは、傷つきますね。

怒り・・・違いますね。喪失感でしょうか。積み上げてきた何かが崩れる感じ・・・

FさんのBさんへの信頼感は、きっと戻りませんね。

Cさんには、怒りを禁じられませんね。。。唾棄すべき哀れな性格。。。

 

ある企業で実際にあった事例ですが、

4つのグループでそれぞれが異なる業務を進めています。

4グループを統括する主任がいました。

当初は、4グループ同士でも交流があり、

主任からの印象は、どのグループからも同様な信頼感を受けていると感じられたようです。

しかし、半年ほど経つと1つのグループのスタッフがよそよそしくなり始めます。

そして、1年ほど経つとそのグループメンバーから主任に対して笑顔が消えます。

グループ内では、会話もあり、笑顔も見受けられます。

主任が近づくと潮が引くように。。。しかも、他のグループとの交流も表面上・・・

決して反発を感じるものではなく、やる気がない感じでもありません。

わかりにくいのですが、違和感と変化を感じたそうです。

原因は、グループリーダーからメンバーへの日常の話、そしてメールでした。

リーダーが、メンバーに話していたことのほとんどが、リーダーの作り話。

おもに主任のメンバーに対する評価と印象を捏造していました。

リーダーは、自身を主任からいろいろと相談を受けたり、

さまざまに意見を言ったりできる立場にいるとメンバーに思わせることで、

メンバーの信頼を得る、つまり信頼の横取りをしていたわけです。

当然、メンバーからは主任への信頼感は薄れ不信へとつながります。

こういったケースは、表出しにくく根が深くなります。

ある意味では、メンバー達も大人の対応で主任に接していますから、

主任も違和感を抱えるなかで問題の有無さえ図りかねる状況だったようです。

人は、誹謗、中傷などならば、

「あの人はそんなことを言わない」と立ち止まることもありますが、

例えば、「Bさんは、Fさんの移動を考えてるみたい」と言われると真に受けたりします。

そして、移動をCさんが止めていると言われると・・・

もう、情報交換や噂話どころではなく、

”結果的”に「悪意のある噂」ですが、わたしは、「洗脳」に近いとすら思います。

猛烈な嫌悪感を感じます。

 

わたし(K)も「盛られた話」をされたことがあります。

JさんがHさんに対して「Kさんが、Hさんは△△と言っていたからできないこと無いんだけどやりにくい」

このときのJさんは、わたし(K)の上司でした。

このケースでは、「責任転嫁」、「威を借る」、「自身の好感度」が要素でしょうか。

わたし(K)が、Jさんに一般論として話したことを、

具体的に絞り、さらに輪をかけてHさんに話されたそうです。

その日以降、Hさんのわたしに対する態度は急激に大きく変化しました。

わたしがHさんのやりとりで少し違和感を感じていると、

わたしの部下が、JさんとHさんが話す場に、

たまたま、居合わせたらしく、それとなく伝えてくれました。

このケースでは、Jさんに悪意はまったくなく、

強いて言えば、Jさんの愚痴に近い発言なのかもしれないこと、

Hさんに早い段階でフォローできたので軽微な影響で収まったことから、わたしの内に留めました。

 

実例は、何度もあります。誤解されることも、多々あったろうと思います。

しかし、それは、広義でわたしの落ち度かもしれませんが、確実に真に受けた人の落ち度でもあります。

どこに行っても、リテラシーが働かないならば、人間不信のループに堕ちることになるかもしれないのですから。

 

心理学的な範疇になるような難しいことは一旦棚に上げます。

大切なことは、

*「△△さんが、言っていた」的な言い回しは、うかつに真に受けない。

*「△△さんが、言っていた」的な言い回しをする人は、

「(あなた)さんも言ってたんだけど、、、」と、あなたが言っていたということにして噂を流される事があります。

あいまいな受け答えはせず、誤解される余地のない対応をするよう注意しましょう。

*あなたは、周囲の仲間を信頼していますか? 不信があれば解決しましょう!

 

そして企業で昇格、昇任を目指すならば、多かれ少なかれ「噂のおかず」にされますが、

これは、職位に比例するものばかりではなく、「影響力」に比例するものと思います。

「噂のおかず」を未然に防ぐ手段は限られますし、人の口に戸は立てられません。

そんな「影響力」を持つようになったら、心理学の勉強を!

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