折曲厳禁 無題 東京都美術館 クリムト展

東京都美術館 クリムト展

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イイお天気で混雑を覚悟していましたが、意外にスムーズ♪

隣接する上野動物園は、大混雑!! 大変だなぁ・・・

『私は自分自身にまったく関心がなく、他人のことばかり、とくに女性』

素晴らしい☆ 

自宅にあるポスターの【接吻】から感じる愛情の原点ですね。

とにかく女性画が多い。風景画もあるにはあるけど・・・

やはり、女性画が良いですね。【女の3世代】に描かれる母??と子供にも、

クリムトさんの想いを感じます。

【ベートーヴェン・フリーズ】の複製画。

あのエリアは、小さく流れる第九のせいか、特別でした。

余白が印象深い【幸福への憧れ】、

重なるさまざな表情が訴える【敵対する勢力】、

楽曲を髣髴とさせる【歓喜の歌】

大きな絵は、迫力、豪快さを、

これでもかというほどに押し切られる気がするのですが、

クリムトさんの【ベートーヴェン・フリーズ】は、違いました。

やはり、相手に対する愛情と敬意を感じられます。

心地いいひと時を堪能いたしました。

そして、最後の最後、【家族】

【女の3世代】でも感じた違和感が、ここに凝縮しています。

絵面は、3人の眠る家族?? 母親と子?? ですが、

トーンが暗い印象です。

わたしが感じるのは、疎外感・・・でしょうか?

家族に入れない、家族がいない。

でも、欲している感じではなく、割り切れない諦めを感じます。

クリムトさんが、望んでいるのに満たされないのではなくて、

望んではいない、家族を持とうと思わないので、

羨望や溢れる思いみたいのものが表現されず、冷めたような、

屈折した感情だけを映してしまっているようにみえました。

何かあったのかなぁ・・・生涯独身だったし。

デッサン画をみると構図にこだわりがあったのですね。

方眼状の習作まで書いていたとは思いませんでした。

そんなこんなで、1時間半くらいのクリムトワールドでした。

退館すると「東京舞祭り」・・・ふ~ん。。。

お店は、和牛串焼き、焼きそば、たこ焼き、チーズなんとか・・・

射的? そうですかぁ・・・と横目で見ながら、

戻りかけると刑務所作業製品の旗。

刑務所作業製品は、品質が良いので見てみました。

やはり、家具はお高いですね。いや、たしかに品質は良いです。

大手量販店あたりとは比較になりません。

木工、布製品、靴と一通り拝見。

んで、作務衣を着たとき用のポシェットを買いました。

渋い・・・ でも、縫製はしっかりしています。裏地もついてます。

また、どこかの参拝の折にデビューすることでしょう。

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