折曲厳禁 桜梅桃李 『とりあえず、やってみよう』の危うさ

『とりあえず、やってみよう』の危うさ

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おそらく、みなさんが言ったか言われたことがあるワードですね。

ポジティブな意見、考え方に受け取られることが多いようです。

わたしは、姿勢として、限定的に肯定できる立場です。

是非の判断がつきかねるケースなら、

行動を決断することで前に進めようとする開き直り…

誤解を恐れず、はっきり言えば、 賭けに出るとも…

そして、『やってみなければ、わからない!』枕詞ですね。

限定的とは、個人が自身の行動に対してならば…ということです。

例えば、企業や組織において、このワードを語る方とは、

そりが合わないと感じます。

ましてや、管理者、経営組織を構成する幹部や執行役員ならば、残念です。

つまりは、このワードを掲げる方は、情報の収集、分析ができず、

先を見通すチカラも無く、コストやリスク管理もできず、

メリット、デメリットの想定もできず、情勢と環境も把握できていないため、

成功要件の定義もあいまい…そういった事柄を考えられない…

または、考えることから逃げる人と公言するのに等しいと感じます。

まったく未知の領域に進出するのに賭けにでるほど愚かなことはありません。

そして、現業の拡大、成長ならば、蓄積した様々なノウハウがあるはずです。

過去から学べない、知見や知識を活かせないのでしょうか?

それでも、零細企業や個人事業や新規設立事業ならば…

いやいや、やはり個人レベルですね。

組織のリソースを動かすならば、

機会の損失である遺失利益を考慮しなければなりません。

大切なのは、『気合と根性』ではありません。

『想像力(創造力ではありません)』、『遂行能力』、

『マネジメント能力』、『分析能力』そして『決断力』です。

『とりあえず、やってみよう!』

『やってみなければわからない!』

『やるしかない!』

みなさんは、どうお考えですか?

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