神奈川県 湯河原町にあります。
ご祭神は、天 照 大 神 （あまてらす おおみかみ）
天 忍 穂 耳 尊 （あめの おしほみみの みこと）
瓊 瓊 杵 尊 （ににぎの みこと）
彦火々出見尊 （ひこほ ほでみの みこと）
鸕鷥草葺不合尊（うがや ふきあえずの みこと）
誉 田 別 尊 （ほんだ わけの みこと）
素 盞 鳴 尊 （すさのおの みこと）
伊 弉 諾 尊 （いざなぎの みこと）
伊 弉 冊 尊 （いざなみの みこと）
天孫降臨に関わる皇祖神ですね。
奥湯河原に向かう道にありますから、
もう、数十年素通りしていました。
それは、微かに陰の気を感じていたからです。
鳥居をくぐり、参拝させていただきました。
あれ？、境内は、穏やかな空気感を感じます。
境内にご神木の楠があります。樹齢850年とか。
右手を当ててみますが、クルマの通過音、参拝客のお子さん・・・
集中が途切れるようで、イラッとするせいか、物足りません。
ん？ やはり、境内を出ると微妙に感じます。
ご祭神の五柱の神気ではないようです。邪気なるものかもしれません。
『この神は、俺たちの神だ。お前たちは帰れ。来るな。』
こんなふうに言われているような印象です。どうなんでしょうね？
２年ぶりの子之神社
以前にも増して苔、埃、劣化が全体に進んだ感じ。
古いながらも清潔感があるという方向ではなくて、
手入れが行き届かず、寂れた気配の方向・・・
白木の侘び、寂びは、良いんだけれど、磨きがないとこうなる。
それでも、空気感はいやではありません。
風も日差しも鳥のさえずりも心地良い。
座れれば、解けるように安らげる気がします。
社の規模、飾りに左右されない本質的なもの。
それは、大きくは無く、強くなく、太くなく、輝いてもいない。
それでも永遠を感じる無垢な存在感。
明るく輝けば、必ず影が出来るのだけれど、
ほのかに柔らかく照らす光は、影を生まない。
これが、天照国照彦天火明櫛甕魂饒速日命の神威なんだろうか？
雑念、邪念を宿すことなくすべてを透過するように照らす存在。
今までに感じたことのないものが、心眼に浮かんできたかのようです。
また、参拝することにします。
