折曲厳禁 Invisibility Power 2019 雲州 八重垣神社

2019 雲州 八重垣神社

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『八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣作る その八重垣を』

須佐之男命 が詠んだとされる日本最古の和歌で有名な地、

八重垣神社に参拝いたしました。

七五三の時期ですから、多くの方が参拝に訪れていました。

八重垣神社 本殿

ご祭神は、素盞嗚尊と稲田姫命。

本殿は、歴史を感じさせる佇まい。見事な侘び感です。

確かな神気を湛えています。

そう。湛えるという感じです。

穢れとなって蓄積していく何かを一瞬に・・・

柔らかな空気感、陽の神気は鎧を着込んだ現世のわたしに安らぎを与え、

本質ともいえる魂を取り戻してくれるようです。

神社本来のチカラ。参拝する者との魂の同調。

現世利益を願う場所ではなく、自身を振り返り、自身を見つめ、

我欲にとらわれず、感謝と現世の安寧を祈る・・・居心地の良い神社でした。

鏡の池

八重垣神社と言えば、もうひとつ。『鏡の池 ご縁占い』

社務所にて頒布される紙を水面に浮かべ占います。

紙は、順番に上から持ち、鏡の池に。

常に感謝 西と南 吉

およそ、15分以内に沈めば縁近し、

わたしは、10分程でした。どうでしょうかぁw

常に感謝・・・最近、わたしが意識しているワードです。

実は、私の前にいた男性が下から紙を抜きました・・・

彼の行為で私を含め数人の言の葉は変わったと思います。

でも、それも縁なのでしょう。

そして感謝の文字。今の私が意識するべきとのことなんでしょう。

美しい巫女舞を見せていただきました

あちこちで巫女舞を見る機会はありますが、

見とれるほどに所作が美しく、神に捧げる舞にふさわしいものでした。

舞のかたちは、何とか覚えられるものですが、

気持ち、心構えが違うようです。

自身の舞が、参拝する方、祈祷をされる方の安寧を祈っているようでした。

境内には、いくつかの摂末社があります。

社日社

特に強い気を感じた古社 『社日社』

社日とは、春分、秋分に最も近い戊の日のことだそうです。

ご祭神は、農耕五神として、

天照大神、倉稲魂命、埴安姫命、少彦名命、大己貴命。

古社は、念や邪気までも寄せてしまうようです。

この社は、強い陰の気を感じます。

素通りせず、挨拶だけさせていただきました。

おだやかな心境のまま、参拝を終え、

市営バスの時間に合わせて鳥居をくぐります。

ほどなく、バスが到着。走り出すと雨。。。涙雨のような降り方。

参拝しながら、

『長距離だからもうこれないかもしれない。心を静めてしっかり一生分の参拝』

なんて思いながらでしたが、この雨は妙に心に響く雨でした。

『そうか。今生最初で最後の参拝か。わかったよ。

大丈夫、あなたの想いは受け入れた。一生分の祓いをするよ。しっかり生きろ』

一生分の祓い・・・やさしい雨 ご祭神からのメッセージに思えてなりません。

住宅地を抜け街に入るころにはやみました。

八重垣神社の素盞嗚尊と稲田姫命に恥じない生きかた。。。

裏切ることは許されませんね。 良い参拝でした。

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