調神社(つきじんじゃ)
さいたま市浦和区に鎮座する式内社。旧社格は、県社。
ご祭神は、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊宇気姫命(とようけびめのみこと)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
調神社には、鳥居がありません。
そして両脇には、狛兎が…
さらに手水舎には、巨大なうさぎ…
つき神社または、調宮(つきのみや)とされ、
月読命と何かあるのかとも?と、チラッと勘繰りましたが、違ったようです。
初参拝でしたが、気のせいか、何か物足りない印象でした。
参道側に鳥居が無く、本殿裏側にも出入口がありますが鳥居はありません。
駐車場側からも境界があいまいな、なし崩し感を感じながら…
拝殿に向かってみますが、残念ながら、お会いできなかったようです。。。
なんとなくの神域での空気感も思い浮かぶのは『雑多』の二文字。
帰ってから調べてみると、脇参道には鳥居があるらしい…
境内社の天神社は、もちろん菅原道真公を祀っています。
こちらでは、しっかりとした神気を感じます。
努力する者を見守っているような穏やかな神気です。
金毘羅神社ですから、ご祭神は大物主大神です。
こちらでも、お会いできなかったようです。。。
神楽殿は、良い雰囲気です。
池の先に稲荷社があります。
この社殿は、調宮本殿を移築したそうで、さいたま市の有形文化財。
稲荷社周辺から感じる神気は、なんとなく畏怖を感じます。
枝が下向きに弧を描いている…
本殿の裏になりますが、狐の石像、碑や朽ちた鳥居などなど。
捨ておいているわけではないが、祀っているわけでもないのでしょう。
う~ん…ため息が出てしまう…
少し、ご由緒を調べてみると、古社であることは間違いないそうだ。
ただ、江戸時代あたりまでご祭神がはっきりしない。
風土記には、
稚日本根子彦大日日天皇?、瀬織津比咩?との記載があるとかないとか…
私感では、今のご祭神より熊野の方がしっくりくるような気がする。
本殿からは、神気を感じるけれど、怖さを感じる古社の感覚。
ご由緒は、伊勢信仰を起源とするそうだけれど、社殿は権現造。
何度となく、焼失しているそうなので、特に意味は無いのかもしれないが、
なんとなくだけれど、別のご祭神ではないだろうか?
例えば、熊野でなければ、稲荷神社。。。土着の神かも?
正月三が日は、20万人弱の人出でにぎわうそうです。
大宮 氷川神社が200万人くらいらしいので、
立地からするとそこそこかもしれないが、
『ツキを呼ぶ』=つき神社☆彡的に捉えている参拝者が多そう…
またの機会に再拝します。