武蔵の国 二宮 名神大社 官幣中社 別表神社
本殿の無い神奈備
金鑚神社の創始は「景行天皇41年(111)に日本武尊が東国遠征の折に、
倭姫命より授けられた草薙剣とともに携えてきた
火鑽金(火打金)を御霊代として山中に納めて、
天照皇大神と素戔嗚尊の二柱の神を祀ったことによる」と伝えられている。
埼玉県内でも有数の古社
クルマから降りると、そこはすでに神域に入ったかのように感じる神気
三の鳥居をくぐり、正面には神楽殿
右手の階段を上がると拝殿
神楽殿ではあまり感じることの無かった空気感
一見すると、まるでお寺のよう…
こちらで祈祷も行われるようです。
古社の雰囲気なのか、圧倒されるような…
本殿はありませんが、
神体山、御室山の前にほど良い寂び感を醸し出している門。
結界…というより、邪心なく訪れた者を区別なく迎え入れてくれるような、
大きさと品格が感じられます。
圧巻の末社は、武蔵国式内社44座と共に、次の各社を祀る。
熱田神社 氷川神社 伊弉諾神社 五柱神社 火産霊雷神社 大山清水神社
宮比神社 住吉神社 稲荷神社 薬師神社 諏訪神社 松尾神社 白山神社
八幡神社 菅原神社 二柱神社 他
こちらにも確かな神気が感じられます。
少し、落ち着いて相対していると、意識が引き込まれそうなほどに。
調べてみないとご祭神がわからない、聞き覚えの無い神社もありますが、
背後のお山と相まって強力な神威を感じる空間でした。
三の鳥居をくぐる前の右手に銀杏の神木がありますが、
強い神気を感じるのは、右側の祠。
特に何も表示が無く、ご祭神不明です。
さきほどの末社近くに遷座されたら良いのに…と感じるほど、
寂しい雰囲気。。。
駐車場の正面にあります。
元は、お寺のものだったそうです。
少し小高い処にありますので急階段を昇ってみましたが、夏なので、
雑草と蚊と蜘蛛の巣にやられました。
秋は、紅葉があるのでしょうか…紅葉+塔…良いかも。
神奈備といえば、奈良の大神神社、信州の諏訪大社を思い浮かべます。
神域全体で感じる強い神気は、
ご祭神の天照皇大神と素戔嗚尊の印象ではありません。
諏訪大社よりも大神神社に近いようで、大きさを強く感じます。
私の感触では、縄文的な…あるいは、大物主大神。
ただ、配祀神 日本武尊。こちらは、わかります。
秩父の三峰神社と同じ空気感でした。
この辺りは、土曜、日曜でもさほど混雑しないようです。
こんどは、秋か春に再拝します。