昨年、下田を巡った続きになる伊豆の旅。
今回も緩いスケジュールで懐かしさに浸り、休息の時間。
渋滞を避けるため、いつものように早朝マリンタウンのスパに到着。
天気はイマイチだけれど、ちょうどいい感じ。
相変わらず、朝食メニューは残念な感じ。
ただ、海を臨む3階に休憩スペースが出来ていた。知らなかった。。。
リクライニングチェアは休まるけれど、日が昇ると日差し直撃で暑い。
運転の興奮も冷めてきたし、ぼちぼちと最初の目的地へ。
かれこれ、3回か4回目。
今回は、『金色のリアリズム KATSU NAKAJIMA展』
作品集を買いましたが、撮影が許されていたので、気になった数点を収めました。
リアリズム・・・表情、しぐさの事を指しているのか? それともシチュエーション?
人の裏表、建前と本音。過去に色づけられた佇まい。それに嘘と不安とあきらめ。
作品を見ていると様々な現実が湧き出すように頭をよぎるけれど、どこか、他人事に思えない。
多分、この2作品に描かれた雰囲気の女性がタイプなんだと思う。
どこか、虚ろいを追うような視線 わたしの時の流れも止まるよう。。。
大きな作品が多いように思うけれど、
金箔、はだけた派手な着物、日本の女性、爬虫類、異世界・・・外人受けのイイ要素。
あざとさを感じる限界点に近いかも・・・
私は、8号~10号くらいのサイズ感の作品が良いかなぁ。買えないけど。
稲取駅からほど近い。
本堂下に真っ暗な道があります。善光寺のような・・・
何にも見えません。何かを比喩または示唆しているのでしょうか。
今を色に例えるなら、希望に満ちた青ではなく、情熱に焼かれるような赤でもない。
熟練の橙でも、ましてやバラ色でもワインレッドの心境でもない。
今までに纏ってきた色が抜けて、白に向かっているように思う。
私にとって、最後は無になる黒では無くて明るさを湛えた純白でありたいかなぁ。
闇のような道の先にあります。
自身の干支、守り本尊が正面の位置から右に回して、
右か左のどちらに止まるかで、運勢の上り下りを占います。
わたしは・・・でした。。。
やはり、スピリチュアルな手法がわたし好みのようです。
砂浜に寄せる一直線の波も良いのですが、
石や岩に砕ける波音も時には広い意味でのレクイエム。
齢を重ねると始まる事、始めることよりも、
終わること、仕舞う事が多くなる。その一つ一つに様々な光と影。
波の音が問いかける。
『こんなことがあったね』
私が思い出す。
『あった!あった!』
『楽しかった! あの人、元気で暮らしててほしいなぁ』
波の音が問いかける。
『こんなことがあったね』
私が思い出す。
『あったぁ・・・』
『今になれば、すまなかったと思う・・・m(__)m』とか。。。
今、重い悩みは抱えていない。
今晩もスパークリングを飲みながら、寝落ちするだけ。きっと。