茨城県那珂郡東海村 大満虚空蔵菩薩がご本尊。
虚空蔵菩薩は、丑、寅年の守り本尊とされている。
日本三大虚空蔵菩薩と言われるのが、
・福島県 円蔵寺 福満虚空蔵菩薩
・千葉県 清澄寺 能満虚空蔵菩薩
そして、こちら。茨城県 日高寺 大満虚空蔵菩薩
また、三重県伊勢市 伊勢朝熊山金剛證寺を組み合わせる説もある。
右側に丑、左側に寅が出迎える。
古いお寺の空気感・・・
中央に神鏡がある。真言宗豊山派のお寺だから?
ちらっと見える天井絵が格式を感じさせる。
大客殿。護摩祈祷や法事をされる場合の控室的な?
左から本堂に入ります。
手前の新しいスロープは、バリアフリー的なルート。
護摩祈祷をする場合は、こちらになります。
風が抜けて気持ちのいい空間だけれど、
やはり、『仏像』として見える対象がある仏教なら、ご本尊はしまい込まないで欲しい。
本当に疲れているときに整えるには、神道より『見えるもの』のほうが楽。
わたしは、神道=神社参拝は、自身の呼吸を整え鎮魂して心眼をもって拝します。
LPが、”0″ではなくて、例えば20とか30残っているレベルでないと、
ボロボロ、ヘロヘロ状態ではキツイものです・・・
お寺さんは、LPが、”0″のボロボロ、ヘロヘロでも本堂に着座し、
見える姿に救われるような印象なんだけれど・・・違うのかも。
本堂の裏に鍾馗霊神堂。
こちらは、少し重い感じの神気を感じる。
開運堂・・・
ネーミングは、気になるお堂だけれど・・・
十二支の守り本尊が祀られている。
仁王門の左右に鎮座する尊像。
1315年に彫られたとされている。700年前・・・
対峙していると苛烈な表情に潜む温かいものが感じられる。
形だけの像ではなくて邪気を斬り、民や宗徒を護る魂が入っているのだろう。
東京から1時間半程度だけれど、お寺なので再拝は無さそう。
座禅の機会があれば別かも。いいお寺だった。